信仰の薄い人よ、なぜ疑ったのですか 

それからすぐ、イエスは群衆を解散させておられる間に、
しいて弟子たちを船に乗り込ませ、向こう岸へ先におやりになった。
そして群衆を解散させてから、祈るためにひそかに山へ登られた。
夕方になっても、ただひとりそこにおられた。
ところが船は、もうすでに陸から数丁も離れており、
逆風が吹いていたために、波に悩まされていた。
イエスは夜明けの四時ごろ、海の上を歩いて彼らの方へ行かれた。
弟子たちは、イエスが海の上を歩いておられるのを見て、
幽霊だと言っておじ惑い、恐怖のあまり叫び声をあげた。
しかし、イエスはすぐに彼らに声をかけて、「しっかりしなさい。
わたしです。恐れることはありません」と言われた。
するとペテロが答えて言った、「主よ、あなたでしたか。
では、わたしに命じて、水の上を渡ってみもとに行かせてください」。
イエスは、「おいでなさい」と言われたので、ペテロは船からおり、
水の上を歩いてイエスのところへ行った。
しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、
彼は叫んで、「主よ、お助けください」と言った。
イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、
「信仰の薄い人よ、なぜ疑ったのですか」
(マタイによる福音書)

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