トーマス・コールの美術
- 美術
- | トラックバック(0)
- | コメント(0)
トーマス・コール
1801年、イギリス ランカシャー州生まれ。1818年米国に渡り、
フィラデルフィア・アカデミーに学ぶ。当時、芸術、美術の分野では米国
の”独立"は未だ覚束ない時代にあって”アメリカ絵画"と呼ぶに
相応しいものを確立した最初の一人として記憶される。
彼は47年という短い生涯に1829年、1841年、夫々3年ずつ欧州に旅し、
フレンツエに滞在している。イタリアでは過去の美術に接し、
ローマ帝国の歴史を身近に感じながら、「帝国の運命」(The Course of Empire)
という五部作を構想し、完成させている。
もう一つの代表作は、「人生の旅路」(The Voyage of Life)である。
これらの作品では風景が大きな比重を占めるが、単なる風景ではなく、
そこに歴史的な人物や記念碑、古典的な建築などを導入し、
またしばしば象徴的、寓意的な意味を含ませている。
また、アメリカ的な雄大な風景画の創始者としても知られている。
彼はニューヨーク州のハドソン河畔を愛したが、彼の影響を受けた
若い画家たちはやがてハドソン・リバー派という、米国で最初の、
かつ最もアメリカらしい風景画の一派を形成した。
1848年ニューヨーク州で没する。
ランキングに応援してくれる方は、クリックを!
にほんブログ村
スポンサーサイト
- [2011/01/05 20:00]
- 美術 |
- トラックバック(0) |
- コメント(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://seisinnnoyakata.blog102.fc2.com/tb.php/54-ddde2efe
- | HOME |
コメントの投稿