霊界物語・・・黒い布で面部を包む風習 

霊界物語

この地方の風習として、人びといづれも閑散な時には無聊を慰むるために
、笑ひの座といふものが催されることがある。笑ひの座に参加する者は、
いづれも黒い布で面部を包み、何人(なにびと)か分らぬやうにしておいて、
上は王公より下は下女下男の噂や、国家の現状や人情の機微などを話し、
面白く可笑しく、罵詈嘲笑を逞しうして、笑ひこけ、
互ひに修身斉家の羅針盤とするのである。
さすが権力旺盛なる大黒主といへども、
この笑ひの座のみには一指を染むることも出来なかつた。
笑ひの座は庶民が国政に参与することのない代りに、
その不平や鬱憤を洩らし、あるひは政治の善悪正邪や、
国家の利害得失までも、
怯めず臆せず何人の前にても喋々喃々(てふてふなんなん)
と吐露することを、
不文律的に許されてゐたのである。」
〔→第67巻第4章「笑の座」〕


黒い布で顔を包みこむ習慣がある地方というのは、
新潟県で見られる、ハンコタンナのことであろう。
他人の批判や噂話をする方法として編み出されたらしい。


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